カーオーディオの音質調整って?
- syaonkoubou-legato
- 2023年1月31日
- 読了時間: 3分
もうすぐ“さっぽろ雪まつり”が開催されますね
今年も“つどーむ会場”の大滑り台が無しと、子供たちにとってはちょっと残念感がありますが・・・
プロジェクションマッピングとかもやってるみたいですね
昨日までの寒さも少し緩む予報で、観光客の方は少し残念がるんでしょうか?
さて今日は、当店で施工させて頂いているカーオーディオの「音質調整」について
いったい何をしているのか?疑問に思われる方も居ると思います
インターネットの画面を見ていても、全く体感することはできませんし・・・
でも、施工あり/なしでこんなに違うのか!!と言うほど激変するのがこの「音質調整」
まさしく、カーオーディオの『命』と言っても過言ではない重要ポイントになります
で、まずはDSP(デジタル シグナル プロセッサー)調整画面を

この画面は、ドイツのGROUNDZERO社のパソコンを使用したDSP調整画面です
DSP調整は、基本PCを使用して行います
メーカーによって調整画面は違いますが、行うことは基本同じになります
また、カーナビゲーションやディスプレイオーディオなどにもDSPが内蔵されていれば、画面上で調整することができるようになっています
基本的にすることは
①使用システムを決める
②各スピーカーユニットが出力する音域やボリュームを決める(ネットワーク)
③音の時間軸のズレをなおす(タイムアライメント)
④音の質感を調整する(イコライザー)
この4つになります
この②~④を駆使して、運転席を“王様席”として心地よい音で聴けるようにします
ざっくり簡単に説明すると
①で接続されているスピーカーユニットや各種入力の有無を設定します
例えば、出力1は左ツイーター、出力4は右ドアウーファーといった感じです
②は、接続されているスピーカーユニットにどの帯域の音声信号を出力するかの設定です
ツイーターに低音域を入力すると壊れてしまいますので、高音域だけ出力するように設定します
例えば、6kHz以上とか8kHz以上といった感じです。
その際、緩やかに減衰させるとか急峻に減衰させるとかも決めつつ、他のスピーカーユニットとの関係を考えつつ、ユニットボリュームも調整します

③は、設置位置による時間軸の調整になります
王様席から見て近いスピーカーは音が早く聴こえる、遠いスピーカーは音が遅く聴こえるという状況を改善します
近いスピーカーからの音を遠いスピーカーよりも遅く出力するように調整して、バラバラに聴こえる音を一つの音に戻してあげます
例えばソロギターの音、ソロですから元は1つの音源(楽器)になります
ところが調整されていないオーディオでは、一番近いスピーカーを中心(大きい音)にしてあちこちから時間遅れで(小さい音)ギターの音が聴こえます
しかも、ギターとは思えないような音でです
目の前でギターを弾いてくれているとして、その音が目の前以外の所から聴こえたり、ギターとは思えない音で聴こえたらどうでしょう?
とても「イイね」なんて思えないと思います
この、タイムアライメントの調整が一番のキモであり、きちんと調整できれば音像ができ、音も聴きやすい音になります
④は、みなさん弄りたがるイコライザー
時折“ブースター”の様な使い方をされているのを見かけますが・・・
イコライザー = 音をイコールにするもの
です
なぜその音が聴こえないのか?
なぜその音がうるさく聴こえるのか?
理由を理解していないと、きちんと調整するのは難しいと思います

ざっくり説明させて頂きましたが、
②~④は単独の設定ですが、お互いに影響も及ぼしますのでかなり難解なパズルのようになります
ご興味がある方はご自身でトライしては如何でしょうか?
ただ、システムによっては②でお話した通り、ユニットの破損に結びつくこともありますし、自己満足ではなく客観的に良い音に調整できるかとなると・・・( ̄д ̄)
『音質調整』を含め、カーオーディオのご相談はぜひ LEGATO SOUND まで
よろしくお願いいたします